研究課題/領域番号 |
16K07354
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
久下 理 九州大学, 理学研究院, 教授 (30177977)
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研究協力者 |
宮田 暖
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | リン脂質 / 代謝 / 輸送 / ミトコンドリア / ホスファチジルセリン / ホスファチジルエタノールアミン / ホスファチジン酸 / カルジオリピン / リン脂質輸送 / Ups2 / Mdm35 / オルガネラ形成 / リン脂質代謝 |
研究成果の概要 |
ミトコンドリアは、細胞内のエネルギー(ATP)の大半を作る発電所であり、その機能障害は様々な疾患発症の原因となっている。ミトコンドリアの機能維持には、ミトコンドリアを囲む生体膜の主要構成成分であるリン脂質の種類と量の適切な維持、すなわち恒常性が必要である。本研究では、このリン脂質の恒常性に必要な、ミトコンドリア内リン脂質輸送に重要な役割を持つタンパク質として新たにUps2とポーリンを発見した。さらに、ミトコンドリアリン脂質の恒常性に関与するが、その役割がこれまでよく理解されていなかったFmp30、Mdm31、及びMdm32タンパク質の具体的機能の解明にも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミトコンドリア内リン脂質輸送に関与する因子としては、これまで唯一、Ups1-Mdm35複合体が知られているのみであった。従って、本研究でUps2及びポーリンが新たにミトコンドリア内リン脂質輸送に関与する因子として同定されたことは基礎細胞生物学的に大変意義深い。また、ミトコンドリアリン脂質の恒常性の破綻は、様々な疾患発症の原因となっていることが知られており、この恒常性に関与する因子(Ups2、ポーリン、Fmp30、Mdm31、及びMdm32)の本研究における機能解析は、医療・医薬の発展につながる研究としても意義深い。
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