研究課題/領域番号 |
16K07355
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
木村 芳滋 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (90274703)
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連携研究者 |
瀬藤 光利 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20302664)
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研究協力者 |
石崎 逸子
眞田 則明
金子 朋未
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 質量分析イメージング法 / C. エレガンス / モデル生物 / 生体分子 / メタボローム / 質量分析イメージング法 (IMS) / 線虫C.エレガンス / TOF-SIMS / イメージングマススペクトロメトリー / IMS / 線虫 / 細胞構造・機能 / 飛行時間二次イオン質量分析法 / C.エレガンス |
研究成果の概要 |
アルバックファイ社TRIFT VおよびION-TOF社のTOF-SIMSシステムを用いて線虫C.エレガンスの高解像度質量分析イメージング解析を行った.パラホルムアルデヒドで固定した線虫の凍結切片をITOスライドにマウントし,表面をArガスクラスターイオンビーム(Ar-GCIB)でスパッタリングすることで,シングルセルレベルでの脂肪酸,アミノ酸など生体分子の局在を解析できるようになった.また,主成分分析によりTOF-SIMSのイメージと,顕微鏡像を融合することで,より高解像度のイメージが得られた.また画像のピクセル数を減らすことで重要な低強度の二次イオンのイメージ強化に成功した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脂質,アミノ酸などのタンパク質以外の生体分子はこれまで可視化する方法が少なく,分子の局在情報の取得が困難であった.本研究の研究成果により,生命科学の分野で広く用いられているモデル動物で質量分析イメージング法が利用できるようになった.今後,細胞レベルでの多くの生体分子の局在プロファイルの決定機構とその役割を明らかにすることが可能になり,将来的にはヒトを含めた高等動物に還元され,疾病の発病機構の解明や創薬などにつながることが期待される.
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