研究課題/領域番号 |
16K07357
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
後藤 奈緒美 (松元奈緒美) 岩手医科大学, 薬学部, 助教 (80403971)
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研究分担者 |
中西 真弓 岩手医科大学, 薬学部, 教授 (20270506)
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研究協力者 |
和田 洋 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (50212329)
和田 戈虹 (孫 戈虹) 同志社女子大学, 薬学部, 教授 (00314427)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | リソソーム / 破骨細胞 / V-ATPase / Rab / Rab7 / V-ATPase / 小胞輸送 / 細胞生物学 |
研究成果の概要 |
破骨細胞による骨吸収には、リソソームが形質膜へ向かって移動することが必要である。この移動と破骨細胞に特徴的な微小管の分布に、プロトンポンプであるV-ATPaseのa3アイソフォームが必須であることを見出した。a3は、リソソームの移動に関わるRab7と特異的に結合してRab7をリソソームへリクルートすること、V-ATPaseにより形成された酸性環境は、Rab7がリソソームへ安定に局在するために重要であることを示した。また、骨と接着していない破骨細胞では、V-ATPaseは解離した不活性型で存在していることがわかり、骨との接着によりV-ATPaseを活性化する機構の存在が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、分泌リソソームの移動メカニズムを分子レベルで解明した点に意義がある。分泌リソソームは骨吸収だけでなく、細胞傷害性T細胞や高転移性のがん細胞でも重要な役割を果たしており、骨代謝疾患の発症機構解明や治療法の開発に役立つだけでなく、免疫反応や転移の制御にもつながる成果である。 オルガネラ輸送がV-ATPaseによりコントロールされていることを示した点も重要である。V-ATPaseはアイソフォームの違いにより構造的な多様性があり、Rabは哺乳動物で60種類以上同定されている。各V-ATPaseと相互作用するRabを明らかにすることで、オルガネラ輸送の全容解明につながると期待される。
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