研究課題/領域番号 |
16K07397
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
上田 晴子 甲南大学, 理工学部, 特任研究准教授 (90402776)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 小胞体 / シロイヌナズナ / アクチン / ミオシンXI / 小胞体運動 / ミオシン / RHD3 / 膜融合 / 原形質流動 |
研究成果の概要 |
植物細胞の中で小胞体は活発に運動している.これは,ミオシンXIが小胞体を掴んでアクチン繊維上を滑ることによって起こることがわかっているが,この運動を支える小胞体側のしくみはほとんどわかっていない.本研究では,小胞体運動が抑制される変異体に着目し,その原因を調べた.その結果,モータータンパク質の運搬能力に加えて,小胞体運動には小胞体自体の運動性も重要であることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物細胞は動物細胞に比べてはるかに大きいため,細胞内で効率的に物質を運搬するために原形質流動というシステムを発達させている.細胞内に膜構造を網目状に張り巡らせている小胞体の運動は,細胞内を攪拌するための原動力となると考えられる.また,小胞体運動が抑制された変異体は植物体の成長も悪く,その重要性が示唆される.本研究から,小胞体運動を支えるしくみに対する手がかりが得られたため,今後の研究で詳細なメカニズムを明らかにしたい.
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