研究課題/領域番号 |
16K07443
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生理・行動
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研究機関 | 福岡女子大学 |
研究代表者 |
松尾 亮太 福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (40334338)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 非眼性光感知 / オプシン / 光走性 / 細胞外記録 / 食道下神経節 / ベータアレスチン / 受動回避学習 / 網膜視細胞 / 視物質 / 光応答 / アレスチン / 明順応 / 光感知機構 |
研究成果の概要 |
研究代表者は、ナメクジが示す負の光走性(光から逃げる性質)の神経機構を調べている過程で、偶然にも、触角先端部にある眼を左右とも切除されたナメクジでも光から逃げる行動を示すことを見出した。詳細な解析の結果、ナメクジは頭部で光を感知する能力があることが電気生理学的に見出され、また脳に複数種類のオプシン(視物質タンパク)を発現していることも分かった。本研究により、ナメクジは両眼を失った場合でも、脳を光センサーとして用いることで、明るい場所を避ける行動が可能であることが強く示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ナメクジは負の光走性、つまり明るい場所を避け、暗い場所へと移動する性質を持つ。本研究では、ナメクジが両眼を失っても負の光走性を示すことを示し、その際に用いられている光センサーが脳に存在することを強く示唆するデータを得た。本研究は、明るい場所を避けることがナメクジにとって如何に重要であるかと示したと同時に、動物が持つ光感知システムの多様性の一端を明らかにした。
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