研究課題/領域番号 |
16K07451
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝・染色体動態
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
西岡 憲一 佐賀大学, 医学部, 客員研究員 (80370120)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | エピゲノム制御 / ポリコームサイレンシング / Mbf1 / Pacman / 遺伝子スクリーニング / shRNA / FACS / Setd5 / 発現制御 / 発生・分化 / 再生医学 |
研究成果の概要 |
これまでに新規のポリコームサイレンシング制御因子を複数同定した。 Mbf1はこれまでストレス関連遺伝子を活性化する核内コアクチベーターとして知られていたが、主な局在である細胞質における機能は分かっていなかった。細胞質Mbf1はポリコームサイレンシング の中心的な役割を担うE(z) mRNAに結合し、これをRNA分解酵素であるPacmanの攻撃から守ることで、ポリコームサイレンシングの堅牢性を維持していた。他にもMbf1はストレス関連遺伝子mRNAに結合していることがわかり、ひとつのタンパク質が局在を変えて異なるメカニズムで類似の生物学的機能を示すことは大変興味深い。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Mbf1はこれまでストレス関連遺伝子を活性化する核内コアクチベーターとして知られていたが、主な局在である細胞質における機能は分かっていなかった。 一方で、Pacmanが絡む5'側のRNA分解制御メカニズムについてはこれまでほとんどわかっていなかった。もうすこし詳細な生化学的実験が必要であるが、当該制御メカニズムについて新たな知見が得られたこととなる。また、本論文の報告をもって遺伝子スクリーニング方法の妥当性を証明できたことも特筆すべき点で ある。
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