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ゼンマイ科の系統と系統的遺存種ヤマドリゼンマイの進化

研究課題

研究課題/領域番号 16K07495
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生物多様性・分類
研究機関独立行政法人国立科学博物館

研究代表者

堤 千絵  独立行政法人国立科学博物館, 植物研究部, 研究主幹 (30455422)

研究分担者 矢部 淳  独立行政法人国立科学博物館, 地学研究部, 研究主幹 (20634124)
角川 洋子  首都大学東京, 理学研究科, 准教授 (70575141)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード系統 / RNA-Seq / 系統的遺存種 / RNASeq / 系統的依存種 / 植物 / 進化
研究成果の概要

系統的依存種ヤマドリゼンマイを含むゼンマイ科の系統と進化を明らかにするため、主要な種の若い胞子体を用いてRNA-Seq解析を行った。得られた8万を超える塩基データをもとに系統解析を行った結果、既存の研究とは異なり、ヤマドリゼンマイはTodeaやLeptopterisと単系統になる樹形が得られ、葉緑体や形態による推定を支持しなかったが、サポートは不十分であった。しかしながらヤマドリゼンマイとオニゼンマイは異なる遺伝的背景を持つことはサポートされた。またヤマドリゼンマイとオニゼンマイの集団遺伝学的解析から、両種とも日本とアメリカの集団間では遺伝的に分化していることが推定された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ゼンマイ科はシダ植物の初期進化を知る上で非常に重要で、ヤマドリゼンマイなど系統的遺存種を含み、ゲノムの安定性が系統的遺存種を生み出した可能性がある。本研究は初めてゼンマイ科の主要な種を網羅した大規模遺伝子解析を行った。系統解析結果から、問題であったヤマドリゼンマイの系統が不明瞭なのは、遺伝子座により結果が異なるためと考えられた。また系統樹では科内の枝の長さが短いことから、塩基置換速度が遅くゲノムが安定的であることが類推され、さらなる検証に向けて、他の群との塩基置換速度、同義置換や非同義置換率などを比較解析することを継続して行なっている。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ゼンマイ科の分子系統2019

    • 著者名/発表者名
      堤千絵、片山なつ、平山裕美子、加藤雅啓
    • 学会等名
      日本植物分類学会第18回大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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