研究課題/領域番号 |
16K07556
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝育種科学
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
武田 真 岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授 (40216891)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
|
キーワード | 光合成 / オオムギ / 遺伝子 / 穂 / 種子 / 変異体 |
研究成果の概要 |
オオムギ白穎albino lemma 1(alm1)変異体は穂の内外穎がアルビノ化する特異な表現型を示し、単一の劣性核遺伝子に支配されることが知られている。穎以外に、節、果皮および株基部も白化するが、葉身や芒は正常な緑色で正常に生育する。本研究では白穎遺伝子の遺伝マッピングと自然および誘発alm1変異体の遺伝子解析を行い、白穎変異体の原因遺伝子を解明した。さらに、alm1変異体と正常型で、穂および葉身の光合成量および収量関連形質を調査し、穂での光合成が粒重に10-20%程度貢献することを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
オオムギは世界で4番目に重要なイネ科作物である。オオムギの安定・良質生産のために、穂での光合成の収量への貢献程度を、穂が特異的に白くなる白穎突然変異体を利用して調査した。白穎変異体を正常緑穂系統と比較すると、穂の光合成量が約30%低下し、粒重も約10-20%低下した。このことから、今後のオオムギ品種改良では穂での光合成活性の高い系統の選抜が重要になると考えられる。
|