研究課題/領域番号 |
16K07561
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝育種科学
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
栂根 一夫 基礎生物学研究所, 多様性生物学研究室, 助教 (50343744)
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研究分担者 |
前川 雅彦 岡山大学, 資源植物科学研究所, 教授 (00142703)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | イネ / 優性変異 / 顕性変異 / 大粒 / トランスポゾン / 優性 / 顕性 / 転移因子 / 優性(顕性) / 育種素材 / 変異創生 |
研究成果の概要 |
イネのDNA転移因子nDart1の転移系統からは、しばしば優性(顕性)変異体が出現する。この優性変異を利用して新奇の育種素材を開発することを目指している。種子が大粒化した変異体であるLarge grain(Lgg)は、このnDart1をコシヒカリに交配によって導入して変異体を育生している集団から分離した。Lgg変異は 一遺伝子に支配される優性変異であるので、nDart1の挿入領域の同定法であるnDartトランスポゾン・ディスプレイ法によって原因遺伝子の同定を試みた。この研究を発展させて、野生型LGG遺伝子の機能解析、優性のLgg変異となっている原因の解明を試みることを目標とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者はこれまでに様々なnDart1挿入変異体を解析して原因遺伝子の機能を解明してきた。特に近年は顕性変異に注目し、トランスポゾンの挿入によってしか得られない表現型の解析に力を注いでいる。顕性変異は交配によって直ぐに表現型を確認できたり、倍数性の高い植物でも表現型が現れ易いので利用し易い面がある。日本だけでなく多くの国々では遺伝子組換え植物に対して、十分なパブリックアクセプタンスを得られていない。遺伝子組換え体ではないKoshiタグラインの利用や理解を社会に広めることによって、遺伝子組換え技術に対するリテラシーをあげていくことにも貢献できると考えている。
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