研究課題/領域番号 |
16K07574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
加藤 尚 香川大学, 農学部, 教授 (50222196)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | アレロパシー / イネ / イヌビエ / ケミカルコミュニケーション / 根滲出物 / 雑草科学 |
研究成果の概要 |
イネはイヌビエの根から放出されている物質を感受しモミラクトンの生産と放出量を増加させている.イヌビエを無菌的に水耕栽培し水耕液を集めた.水耕栽培液は各種のクロマトグラフィーで順次分離した.各分離段階ごとにモミラクトン誘導活性を測定した.モミラクトン誘導活性は,分離画分をイネ芽生えに与えてモミラクトン濃度を測定することで明らかにした.最終的に,モミラクトン誘導活性を持つ画分は高速液体クロマトグラフィーで分離し,2つのモミラクトン誘導物質を単離することに成功した.そのうち1つの物質は,高分解能質量分析,H-NMR,C-NMR,旋光度分析のスペクトルデータから,モノセリンであることが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
モノセリンは糸状菌(Exserohilum monoceras (Drechsler) Leonard & Suggs)の生産物として初めて報告された.日本ではモノセリンを主成分としたアミノ酸生合成阻害型除草剤の開発が試みられた.さらに,モノセリンを生産するE. monocerasを用いた微生物除草剤の有効性が認められている.これまでにモノセリンは菌類のみから単離されているが,本研究においてモノセリンは初めてイヌビエの水耕栽培液から単離された.今後さらにこの物質の生態学的役割について検討する必要があると考えられる.
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