研究課題/領域番号 |
16K07580
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
作物生産科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
福嶌 陽 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 本部, 上級研究員 (00414813)
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研究分担者 |
岡村 昌樹 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター, 研究員 (00757908)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 水稲 / 1穂籾数 / 収量 / TAWAWA1 / APO1 / TAW1 / イネ / 多収性遺伝子 |
研究成果の概要 |
1穂籾数を多くするTAWAWA1遺伝子およびAPO1遺伝子が収量・収量構成要素に及ぼす影響を調査した。これらの遺伝子は、1穂籾数および総籾数を増加させるが、登熟歩合や千粒重の低下のため、収量は増加させないことが明らかとなった。一方、TAWAWA1遺伝子は1穂籾数を増加させるが、穂数、茎直径、葉身幅に影響を及ぼさないが、APO1遺伝子は1穂籾数を増加させるだけなく、穂数を少なく、茎直径を太く、葉身幅を広くした。このことから、TAWAWA1遺伝子は生殖生長期から働くのに対し、APO1遺伝子は栄養生長期から働くことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、TAWAWA1遺伝子およびAPO1遺伝子を導入しても、収量は増加しなかったので、これらの遺伝子を用いて、短期的に多収性品種を育成することは難しいと判断される。一方、両遺伝子の間で、収量形成過程に及ぼす影響が異なることを明らかとしたことは、今後、様々なタイプの1穂籾数を多くする遺伝子、およびその働きを研究することによって、長期的には多収品種が育成できる可能性を示唆するものである。
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