研究課題/領域番号 |
16K07587
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
大川 克哉 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 講師 (00312934)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | イチジク / 植物工場 / 養液栽培 / LED / 光環境 / アントシアニン / 果実品質 / 果肉 / 収穫時期 / 光条件 / デンプン / 補光 / 果実収量 / 園芸学 / LED |
研究成果の概要 |
植物工場でのイチジク果実生産を目的に,LED光照射がイチジク樹の新梢生育,果実品質および果実収量に及ぼす影響を明らかにした.新梢生育は青色LED光照射により促進される傾向にあった.果実の大きさおよび可溶性固形物含量は青,赤および緑色LED照射によって影響されなかった.果皮中のアントシアニン含量は赤色LED光照射によって最も高く,次いで青色LED光照射で高かった.これらのことから,密植条件下で赤色LED光を照射することにより,単位面積当りの果実収量を増加することが可能であると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により,波長の異なる光の照射がイチジクの新梢生育,果実肥大,果実の糖蓄積,果皮中のアントシアンニン含量に及ぼす影響が明らかとなった.特に果皮中のアントシアニン含量に及ぼす赤色LED光照射の影響は顕著であることが明らかとなり,これらの知見を基に,太陽光利用型植物工場でのイチジク栽培における積極的な光環境制御技術およびこれらを用いた高品質果実の多収生産技術の確立につなげることが可能と考えられる.
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