研究課題/領域番号 |
16K07597
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
中務 明 島根大学, 学術研究院農生命科学系, 准教授 (40304258)
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研究分担者 |
小林 伸雄 島根大学, 学術研究院農生命科学系, 教授 (00362426)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アントシアニン / ダイコン / 水酸化 / 変異遺伝子 / DNAマーカー |
研究成果の概要 |
ダイコンの根部着色形質に着目し, 赤色と紫色を区別するDNAマーカーの開発を試みた。フラボノイド3‘水酸化酵素遺伝子へレトロトランスポソンが挿入することで,赤色から紫色へ色素を水酸化できなくなることが明らかとなった。この挿入変異を利用して開発したDNAマーカーは,赤色品種を識別できた。 アントシアニン着色の有無と着色部位の制御ついて,MYB転写因子との関係を調査した。アントシアニン着色する品種はMYB遺伝子を発現しており,一部の白色品種でエキソンへの塩基挿入によるフレームシフトが確認された。これらの結果は,MYBの遺伝子発現がダイコンの部位別アントシアニン着色を制御していることを示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アブラナ科(キャベツ・ケール・チンゲンサイ・カラシナなど)の葉色のアントシアニン着色に関してこれまで学術報告があったが,今回新しくダイコン根部着色にMYB遺伝子やF3’H遺伝子が重要であることが遺伝学的・分子生物学的に明らかとなった。また、ダイコン根部着色形質の理解が進んだことで,島根大学で育成された‘スサノオ’の地域特産品としての今後の普及が促進されることが期待される。
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