研究課題/領域番号 |
16K07601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
清水 圭一 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (30305164)
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研究分担者 |
橋本 文雄 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 教授 (70244142)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | トランスポゾン / 突然変異育種 / トルコギキョウ / 斑入り / 突然変異 / トランスポゾンディスプレイ / F3H / アントシアニン / 花色 / 分子育種 / 花卉 / 花色育種 / 園芸学 / 育種学 / 遺伝子 / 植物 / 遺伝学 |
研究成果の概要 |
トルコギキョウは我が国の重要な花卉であり、様々な性質を持った品種が作出されている。さらなる品種改良のためには、突然変異を効率的に起こすことが必要である。近年、植物に変異を起こす因子として動く遺伝子トランスポゾンが注目されている。本研究ではトルコギキョウにおいて斑入り花を引き起こすトランスポゾンを単離し、突然変異育種の変異原として利用できないかを検討した。その結果、本研究で調査したトルコギキョウのトランスポゾンは活性をもっており、引き起こされた変異が後代に伝達することを確認した。また、トランスポゾンの性質を利用して、桃色系の斑入りの花を作出することにも成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、トルコギキョウにおいて我々が単離したトランスポゾンが転移活性を保持しており、品種改良の変異原として利用可能であることが示された。これまでに、有用植物に突然変異を起こす方法として、放射線照射や化学物質処理が多く用いられてきたが、前者は高価な装置を必要とし、後者は危険な薬品を使う必要があり、一般の人には実行が難しい。本研究の手法による突然変異の誘発は、高価な装置、危険な薬品、特別な施設や専門知識も必要なく、誰でも手軽にトルコギキョウで突然変異育種を行える可能性を提供するものである。また、トルコギキョウの商業的な品種改良においても、さらなる変異の拡大に貢献するものである。
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