研究課題/領域番号 |
16K07623
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
桑田 茂 明治大学, 農学部, 専任教授 (20328967)
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研究分担者 |
大里 修一 明治大学, 農学部, 専任准教授 (30533228)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | タンパク質-タンパク質間相互作用 / 植物ウイルス / ジャガイモYウイルス / キュウリモザイクウイルス / ゲノム編集 / 植物ウイルス抵抗性 / アルファルフアモザイクウイルス / RNA編集 / RNA複製酵素 / RNA切断酵素 / ウイルスRNA複製酵素タンパク質 / 植物病理学 / 植物ウイルス学 / タンパク質相互作用 |
研究成果の概要 |
植物ウイルスの新しい防除技術の開発を目的として, RNA複製酵素の活性領域に結合するペプチド探索とウイルス増殖に必要な宿主因子を破壊した植物の作出を行なった。キュウリモザイクウイルスRNA複製酵素のメチルトランスフェラーゼ、ヘリカーゼ、ポリメラーゼの各ドメインに結合するランダムペプチド16種類を単離した。また、ゲノム編集によりジャガイモYウイルス(PVY)の感染・増殖に必要なタバコeIF4E1遺伝子の機能破壊タバコを作出した。同タバコはPVYに強い抵抗性を示し、ウイルスが必要とする宿主因子遺伝子を破壊することで抵抗性付与が可能となることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
植物ウイルスの被害を防止するために、ウイルス遺伝子配列を用いた遺伝子組換え作物が作られている。しかし、ウイルス遺伝子で形質転換した作物は新規のウイルスを生み出しかねないとの懸念などから、実用化されている例は少ない。そこで、ウイルス複製を阻害するペプチド農薬の探索やウイルス複製に必要な植物の宿主因子をゲノム編集によって欠損させた植物の作製を行い、植物ウイルスの被害を軽減化する新技術を開発した。
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