研究課題/領域番号 |
16K07625
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中川 好秋 京都大学, 農学研究科, 准教授 (80155689)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ecdysone / molting hormone / MM/PBSA / 分子動力学 / 結合自由エネルギー / インシリコスクリーニング / エクダイソン / ecdysone receptor / 脱皮ホルモン / ジアシルヒドラジン / MM/PBSA法 / インシリコスクリーング / 脱皮ホルモン受容体 / in silicoスクリーニング / ドッキングシミュレーション / MM-PBSA / 受容体タンパク質 / Ecdysone / Molting / Insect growth disruptor / Drug design / In silico screenig |
研究成果の概要 |
分子動力学およびMM/PBSA法を使って計算した脱皮ホルモン様活性化合物の受容体結合エネルギーと脱皮ホルモン様活性との間に相関関係を見いだした.この結果を使って380万の構造データーベースからインシリコスクリーニングを行って5つの活性化合物を見いだした.その中の一つはプロリンの誘導体で,2つの不斉炭素が存在し,4つの立体異性体が存在することから,それらをすべて合成し活性の評価を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
20ーhydroxyecdysone (20E)はほとんどの昆虫が用いている脱皮ホルモンで,この20Eの作用をかく乱することによって昆虫は死にいたる.実際に20Eと同じホルモン作用を示すdiacylhydrazine(DAH)類に強い殺虫活性が見つかり,農薬として実用されている.しかし,DAH類はチョウ目選択的で,他の昆虫目に対してはほとんど活性を示さない.その原因が,DAHと20Eの結合部位の違いによるものであることが明らかにされている.20E結合部位の変異は起こりくいと考えられるが,DAHの結合部位に変異が起こり抵抗性を獲得する可能性があり,新規のアゴニストを見言い出すことは重要である.
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