研究課題/領域番号 |
16K07659
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
鈴木 一史 新潟大学, 自然科学系, 教授 (00444183)
|
研究協力者 |
渡邉 剛志
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
|
キーワード | small RNA / 遺伝子発現制御 / キチナーゼ / 細菌 / 応用微生物学 / 遺伝子発現 / 応用微生物 |
研究成果の概要 |
Serratia marcescensのChiXはキチン分解酵素群とキチン分解産物の取り込み系の遺伝子発現を連動的に制御するsmall RNAである。ChiXは転写因子をコードするchiR mRNAとの塩基対形成によりその翻訳を抑制することでキチン分解酵素遺伝子の発現を抑制しているが、キチン分解産物のポリンをコードするchiPが発現するとChiXによるchiRの発現抑制が解除される。chiP mRNAはChiXのターミネーター前後まで及ぶ領域との塩基対形成が可能であり、これによってChiXはchiR mRNAからchiP mRNAにターゲットを切り替えると示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、細菌におけるsmall RNAが介する2遺伝子間の新たな制御機構が明らかになる。この研究成果は、近年注目されているsmall RNAの新たな機能の理解やキチン分解利用機構の解明に貢献するだけでなく、細菌の新たな生命現象の解明につながる。さらには、small RNAによる遺伝子発現制御を利用した代謝改変により、細菌による新たな物質生産方法の開発などの応用に役立つと考えられる。
|