研究課題/領域番号 |
16K07669
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
田中 直孝 香川大学, 農学部, 准教授 (60324109)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 分裂酵母 / ゴルジ体 / 選別輸送 / エンドソーム / 凝集体 / coiled-coil領域 / 微生物 |
研究成果の概要 |
ゴルジ体画分の解析より、coiled-coilタンパク質Gmp1, 3, 4を取得した。局在解析の結果、細胞内の数か所に凝集体を形成し、ゴルジ体への逆行輸送を担っているレトロマー構成タンパク質の一つ、Vps35とGmp1過剰発現時の凝集体の局在が一致した。さらに、Gmp1の過剰発現によりエンドソーム画分の肥大化が観察された。yeast two-hybrid法により、Gmp1とGmp3, Gmp3とGmp4が相互作用し、複合体を形成していることが推察された。凝集体の拡散条件を検討した結果、微小管合成阻害剤の添加や、窒素飢餓条件にて、細胞質中に拡散することが観察された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Gmpファミリーの過剰発現によりエンドソームの肥大化が誘導されることが証明されたことで、エンドソームを介した選別輸送の機能促進や、ストレス応答の解明にもつながると予想している。さらに、エンドソームの大きさが変化することによるゴルジ体からの物質生産の効率化が考えられ、細胞種を超えた物質生産への適用に繋がることが期待できる。
|