研究課題/領域番号 |
16K07672
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
|
研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
二神 泰基 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (60512027)
|
研究分担者 |
玉置 尚徳 鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 教授 (20212045)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | 白麹菌 / クエン酸 / トランスポーター / RNA結合タンパク質 / Acetyl-CoA / ミトコンドリア / 有機酸 / Lysine / 交換輸送体 / クエン酸合成酵素 / 焼酎 |
研究成果の概要 |
焼酎の製造に用いられる白麹菌Aspergillus luchuensis mut. kawachiiは、多量のクエン酸を分泌生産する性質をもつ。本研究では、白麹菌において2つのミトコンドリア局在タンパク質CtpAとYhmA(それぞれ出芽酵母Saccharomyces cerevisiaeのCtp1とYhm2のホモログ)を解析し、これらがミトコンドリアから細胞質にクエン酸を排出する主要な輸送体であり、排出されたクエン酸は細胞質のアセチルCoAの合成に重要であることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
焼酎造りに用いられる白麹菌と黒麹菌が高生産するクエン酸は、発酵過程において雑菌の増殖を防ぐ重要な役割がある。また、白麹菌、黒麹菌と近縁の黒カビはクエン酸の工業生産に利用されている。本研究で解析した白麹菌のミトコンドリア局在クエン酸トランスポーター(CtpAとYhmA)に関する知見は、糸状菌によるクエン酸高生産機構の理解を深め、発酵プロセスの最適化に役立つと考えられる。
|