研究課題/領域番号 |
16K07678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
小田 忍 金沢工業大学, バイオ・化学部, 教授 (00503963)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 界面微生物学 / 界面バイオリアクター / 液面固定化システム / 発酵 / 微生物変換 / 糸状菌 / マイクロスフェアー / 二次代謝物生産 / 浮上性微粒子 / 放線菌 / 酵母 / 細菌 / バイオリアクター / 応用微生物 / 抗生物質 |
研究成果の概要 |
3種の新規な界面バイオプロセス、粘着型液面固定化システム(LSItac)、粘着型抽出液面固定化システム(Ext-LSItac)、および粘着型液/液界面バイオリアクター(L-L IBRtact)を開発した。これらのシステムは「いずれも、増殖速度の遅いカビや放線菌、さらには細菌や酵母などの単細胞微生物に適用可能であった。浮上性微粒子の粘着には、carboxymethyl celluloseやpolybutyral 樹脂のような粘着性微粒子を用いた。本システムにおける微生物の生理生化学的性質を詳しく調べるとともに、微生物変換ならびに発酵生産に本システムを適用し、それらの工学的特徴を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
筆者らが開発してきた界面バイオプロセス群は水に難溶な生成物の高濃度生産に威力を発揮してきたが、適用できる微生物は増殖速度の速いカビに限られてきた。このような限界に対し、本課題研究で構築したシステム群は適用可能な微生物種を飛躍的に拡大することができ、バイオプロセスによる物質生産を推進するうえで大きな社会的意義があると考えられる。今後、これらの新規な界面バイオプロセス群が有用物質の探索や生産に貢献していくことを期待したい。 また、界面微生物学や微生物生理学、生化学、培養工学などの諸分野において、特に界面という特殊な環境下での重要な知見を多々得ることができた。
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