研究課題/領域番号 |
16K07688
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
中井 博之 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (00400002)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ホスホリラーゼ / オリゴ糖 / 酵素 / 糖 |
研究成果の概要 |
ホスホリラーゼは、無機リン酸存在下で糖質のグリコシド結合を非還元末端側から順次加リン酸分解する酵素である。その反応は可逆的であり、オリゴ糖を効率的に合成することが出来る上、厳密な位置選択性を活かして目的とするオリゴ糖の選択的合成が可能である。しかしながら、合成可能なオリゴ糖の種類はホスホリラーゼの種類に依存する。今後合成可能なオリゴ糖のバリエーション拡大には、新たな反応特異性を示すホスホリラーゼの発見が必須である。そこで本研究では、糖資化性を改変した大腸菌を用いて、新規ホスホリラーゼの探索に特化したメタゲノミクススクリーニング手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体内糖質代謝に関与する糖質加リン酸分解酵素(ホスホリラーゼ)によるオリゴ糖合成の収率は高く、産業上有用な酵素になり得る。今回新規ホスホリラーゼの探索に特化したタゲノミクススクリーニング手法を開発できたことで、今後これまで報告例のない新たな基質特異性を有する酵素の発見および合成可能なオリゴ糖のバリエーション拡大が期待される。また、新規ホスホリラーゼの発見は当該酵素が関与する新たな生体内糖質代謝機構の解明にも繋がり、生物学的意義からも学術的に重要な研究となる。
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