研究課題/領域番号 |
16K07703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
平 大輔 崇城大学, 生物生命学部, 准教授 (00569890)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ヘムタンパク質 / 異種発現 / c型ヘム / 鉄貯蔵 / anammox / シトクロムc |
研究成果の概要 |
本研究では、anammox菌等がもつc型ヘムタンパク質(シトクロムc)成熟系SystemⅡの反応機構解明と応用を目指した。SystemⅡではResBとResCから成る膜タンパク質複合体(ResBC)がc型ヘムの成熟を担っていると考えられている。anammox菌が有するResBCの発現・精製には至らなかったが、好熱菌由来ResBCの発現・精製方法を確立した。さらに、ResBC発現系を応用したc型ヘムタンパク質発現系を構築することができた。一方、ヘムに必要な鉄を貯蔵するナノ粒子状タンパク質についても生化学的研究を実施した。これらよりSystem IIの生化学的詳細の一端を解明することが出来た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
c型ヘムタンパク質は、細菌や古細菌に代表される多様な微生物において多様な酵素反応や電子伝達反応を担っており、ひいては地球上の多様な物質循環を担っている。c型ヘムタンパク質の成熟系はその礎となっているが、特にSystem IIについては、その研究が遅れている。本研究において、System IIの異種発現系を確立し、そのc型ヘムタンパク質発現系への応用を達成できたため、これまでに異種発現が困難であったマルチc 型ヘムタンパク質の発現や変異体の作成などについて新たな方法論を提供することが可能となり、広範な基礎的・応用的研究分野への貢献が可能と考えられる。
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