研究課題/領域番号 |
16K07719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物有機化学
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
五十嵐 康弘 富山県立大学, 工学部, 教授 (20285159)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 天然物 / 微生物 / 創薬 / 二次代謝物 / 構造多様性 / 生理活性物質 / 二次代謝 / 新規化合物探索 / 構造解析 / 新規化合物 / 構造決定 |
研究成果の概要 |
医薬探索に必要とされる新規骨格化合物の取得を目的として,未研究の微生物群を中心に二次代謝物の網羅的解析を実施した。好熱性細菌1種,好熱性放線菌2種から,シクロペンテノン誘導体,フラノン系ポリケチド,アントラサイクリン誘導体を単離,構造決定した。加えて,子嚢菌門の希少糸状菌類3種から,a-ピロン誘導体とフラン誘導体,二環性ポリケチド,環状ペプチド類を発見した。得られた新規化合物は,それぞれ構造上の新規性を有していたことに加えて,脂肪細胞の分化誘導活性,癌細胞の浸潤阻害活性,オートファジー誘導活性等の多様な生理作用を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微生物の生産する化合物からは抗生物質,抗癌剤,代謝異常の治療薬などさまざまな医薬品が実用化され,人類の福祉に役立てられてきた。一方で,地球上の全微生物のうち,90%の微生物が未研究の新種と推定されている。そのような未知微生物は新薬候補化合物を生産する能力を有すると考えられるため,未研究微生物が生産する新規化合物の構造や活性の解明を通じて,それらの化合物を医薬探索研究に資することは,新薬開発に寄与するものと期待される。
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