研究課題/領域番号 |
16K07721
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物有機化学
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研究機関 | 尚絅学院大学 |
研究代表者 |
赤坂 和昭 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 教授 (10201881)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 低温分離 / 逆相HPLC / ビタミンE / 光学活性天然物 / 組成分析 / 二次元HPLC法 / 2次元HPLC法 / 逆相クロマトグラフィー / 天然有機化合物 / HPLC法 / オンライン濃縮法 / 立体構造解析 / 昆虫フェロモン / トコフェロール / トコトリエノール / 一斉分析 / 高速液体クロマトグラフィー / 不斉識別 / 分析科学 / 精密分離 / 2次元HPLC |
研究成果の概要 |
逆相HPLC法を用いたビタミンEの同族体8種の一斉分析法を確立した。この方法により20分に内にビタミンE同族体を分離・定量することができた。また、一部の試料でトコトリエノール類の分析の障害になったピークの影響を、2D-HPLC法を適用することにより取り除くことができた。 また、低温分離HPLC法を天然物の立体異性体組成分析に応用した。その結果、gammaproteobacterium Microbulbifer sp.から単離された、新規アルカノイルイミダゾール化合物の分岐不斉の立体構造の解析を行い、S体が主ではあるが、R体も9%程度含まれることを明らかとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HPLC法の新しい分離モードとして、カラム効率の低下による分析時間に長時間を要するなどの欠点のため用いられてこなかった低温分離条件を用いたHPLC法の提案により、既存のモードでは分離が困難であった化合物の分離実現の可能性を開くことができた。また、低温分離条件を用いた2D-HPLCシステムの構築により、夾雑成分を多く含む試料中の極微量成分を精密分析することや、効率的分離精製を行う上で特に有効なツールとなることを実証することができた。さらに、オンライン濃縮法は、不安定な化合物を濃縮する上で特に有効であると期待できた。
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