研究課題/領域番号 |
16K07749
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 徳島文理大学 |
研究代表者 |
中妻 彩 徳島文理大学, 薬学部, 講師 (30446075)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アレルギー / 炎症 / T細胞 / IL-13 / IL-6 / レチノイン酸 / ビタミンA / 腸管免疫 / サイトカイン / 樹状細胞 / 粘膜免疫 |
研究成果の概要 |
ビタミンA代謝産物のレチノイン酸は、IL-6によるIL-13高産生炎症性ヘルパーT(Th)細胞の誘導を抑制した。ビタミンA欠乏マウスの腸間膜リンパ節では、経口抗原特異的にIL-13を産生するCD4陽性T細胞が誘導された。IL-13高産生炎症性Th細胞に発現し、Th2細胞とTh9細胞では発現していない細胞表面分子を見出した。当該分子は、Th1細胞およびTh17細胞で発現していることが報告されているが、IL-13産生細胞での発現は報告されていない。当該分子は新たなアレルギー治療法のターゲットとして期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルギー患者は近年急増しているが、その治療法のほとんどは対症療法で、根本的治療法は少ない。アレルギーの中心はTh2型炎症反応だが、その他のTh細胞の活性化パターンが組み合わさることで、アレルギーの病態は多様化するため、病態ごとに適切な治療法を選択する層別化医療が求められている。本研究成果により、IL-6によって誘導される新規IL-13高産生炎症性Th細胞の制御を目的とした新たなアレルギー治療戦略の創出に貢献できると考えている。
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