研究課題/領域番号 |
16K07761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
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研究機関 | 東京大学 (2018) 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 (2016-2017) |
研究代表者 |
五月女 格 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (90469833)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 粉末食品 / 流動層造粒 / 溶解性 / 静電気 / 食品 |
研究成果の概要 |
粉末食品は溶けやすくするために顆粒状に造粒されているものが多い。食品の造粒ではバインダとして多糖類水溶液等を粉末に添加することが多いが,バインダ使用量を削減できれば加工所要時間が短縮され、プロセスの効率化と製品の高品質化が期待できる。本研究では流動層造粒におけるバインダ液滴を帯電させ、さらに粉末をイオン化空気により帯電させ、粉末粒子とバインダ液滴間に静電気力が働き、プロセスが効率化されるか検討した。バインダ液滴を粉末と異極に帯電させた場合に、少ないバインダ添加量で顆粒が形成される傾向がみられた。しかしながら、粉末を帯電させた場合、造粒装置内部に粉末が著しく付着する等の問題も確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではインスタントスープやコーヒーなどの粉末食品のみならず、様々な食品原料をダマになりにくく溶けやすくするための造粒に必要となる、時間、エネルギー、コストを削減し、造粒された粉末食品の品質を向上させることをめざし、より少ないバインダ添加量で顆粒を形成する方法について検討し、静電気を利用することにより、バインダ使用量を削減できる可能性があることを見出した。
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