研究課題/領域番号 |
16K07762
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学
|
研究機関 | 埼玉工業大学 |
研究代表者 |
秦田 勇二 埼玉工業大学, 工学部, 教授 (20399562)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 納豆菌 / プラスミドDNA / 遺伝子 / 酵素生産 / 形質転換 / プラスミド / ベクター / 遺伝子導入 / シャトルベクター / 染色体DNA相同性組換え / GFP / 発現ベクター / 酵素 / 応用微生物 / 食品 |
研究成果の概要 |
納豆菌TH株より内在性のプラスミドDNA(pTHKと命名)を発見した。続いて、PCRによりpTHKの様々な領域のDNA断片を増幅し、抗生物質耐性遺伝子と連結して、納豆菌TH株への導入を試みた。この結果を元にして同プラスミドの小型化を図り、TH株が本来持つプラスミドの大きさの約60%の大きさにまで小型化したプラスミドの取得に成功した。好ましいことに、小型化したプラスミドは元のプラスミドよりも納豆菌への導入効率が向上した。続いて、最小化できたプラスミドと大腸菌由来のプラスミドを連結して納豆菌⇔大腸菌シャトルベクターを構築することにも成功した。アミラーゼ遺伝子などの外来遺伝子の導入にも成功した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
醗酵食品を古(いにしえ)より食する日本において、納豆菌は食経験歴が長く、それ故に安全性も担保されている。納豆菌を用いて、食品産業用酵素の新生産システムを開発し、新規酵素の開発の高速度化を目指す。本研究の研究成果は、その新生産システムの土台の構築に大きく貢献する多くの新たな有益な知見を含んでいる。
|