研究課題/領域番号 |
16K07771
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
加藤 顕 千葉大学, 大学院園芸学研究科, 准教授 (70543437)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 3次元 / 階層構造 / レーザー / リモートセンシング / フラクタル / 垂直分布 / 自己間引き / ボクセル / 競争 / 空間占有率 / 3次元データ / 森林管理 / 競争指標 / 樹冠体積 / 森林 |
研究成果の概要 |
地上レーザーを用いて3次元データを取得し、樹木の競争状態を把握することを目的とする。具体的には、地上レーザーによる3次元データから森林内の構造分布を把握し、構造から競争関係を指標化する。様々な樹種や林齢の林分構造を比較し、競争状態と構造の違いを関連付けて解析した。森林の競争状態が把握できれば、森林管理に有効な、高度な森林情報を提供できる。ボクセル解析を用いてフラクタル次元を計算し、森林構造の発達段階が異なる樹種で比較した結果、樹種とは関係なく競争状態を指標化できることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
競争指標は地域や樹種に特化しない汎用性の高い指標が望まれている。本研究で3次元データを用いた汎用的な競争指標を確立したことで、得られた知見をそのまま現場で実装できる。さらに、枝打ちや間伐等による樹木管理の効果を評価できるため、学術的意義も高い。従来の経験則に基づいた森林管理よりも、より確かな情報による森林計画を行うことができる。3次元データは地上レーザー以外にもドローンなど様々な方法で容易に取得できるようになっているため、今後3次元データの利用拡大に伴い、本研究の成果の社会的意義が高まる。
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