研究課題/領域番号 |
16K07787
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
森林科学
|
研究機関 | 地方独立行政法人北海道立総合研究機構 |
研究代表者 |
佐藤 孝弘 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 森林研究本部 林業試験場, 支場長(林業試験場) (50414256)
|
研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 知的障害者 / 森林体験活動 / ストレス軽減効果 / ストレス緩和 / 知的障がい者 / コミュニケーション / ストレス / 森林教育活動 / 重度者 / 環境教育 / 森林教育 / 量的・質的研究 |
研究成果の概要 |
知的障がい者の森林体験活動での配慮事項の明確化を目的に調査を行った。活動時に施設職員が重視する活動の楽しさと障がいの重い人の参加のしやすさには、①実施場所の状況、②活動への参加形態、③活動中の移動、④動植物の提示の有無、⑤安全への配慮、⑥活動時間、⑦活動日の天候などの活動構成要素が関連していることがわかった。また、森林体験活動の実施前後に行ったストレス測定の結果からは、散策型の活動において、より多くの参加者のストレスが軽減されることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は森林と障がい者に係る課題解決に、森林での活動の構成要素・重度者への配慮・ストレス低減効果の視点を取り入れた学際領域的研究であり、知的障がい者のための森林環境教育のあり方を考える上で先駆的役割を担うものである。得られた成果は知的障がい者に対する「心の障壁」の撤廃、社会的自立の促進への貢献とともに、健常者のためのより良い森林環境教育活動の構築にも多くの示唆を与えるものである。森林での教育活動が全ての障がい者を含む人々に広まり、行き渡ることは、健常者との社会的統合を望む障がい者のニーズに適っており、本研究はこれに大きく貢献するものである。
|