研究課題/領域番号 |
16K07829
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
西野 康人 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (50424677)
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研究分担者 |
中川 至純 東京農業大学, 生物産業学部, 教授 (70399111)
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研究協力者 |
韓 東勲
瀬川 進
鈴木 利一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 海氷 / アイスアルジー / 植物プランクトン / 動物プランクトン / 一次生産力 / 基礎生産 / 微小動物プランクトン / 一次消費者 / 微生物食物網 |
研究成果の概要 |
本研究では海氷のうち、定着海氷に着目した。調査は、北海道沿岸に位置し、オホーツク海に開口した能取湖で実施し、結氷期の一次生産者(植物プランクトン、アイスアルジー)の動態を把握するとともに、海氷下水柱の一次生産力の測定をおこなった。海氷下の植物プランクトンによる一次生産力の測定は、メモリー式溶存酸素計を用いて溶存酸素濃度の動態を調べ、その経時変化より一次生産力と呼吸速度の評価をおこなった。その結果、結氷期初期は植物プランクトンの一次生産力は低いが、結氷後期に向けて高くなる傾向を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地球温暖化の影響で、さまざまな生態系への影響が危惧されている。特に氷海生態系では、その影響が顕著であることが推察されている。本研究課題では、氷海生態系の基盤である低次生産層に焦点をあて、ここでの一次生産者の動態と一次生産力を海氷の成長段階ごとに調査し、低次生産層生物群と海氷との関係性の把握をおこなった。本研究は、これまでほとんど測定されていない氷海生態系での一次生産力の測定を、海氷生成状況に合わせておこなっており、今後、温暖化の影響を評価する上での基礎的な知見として貢献するものである。
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