研究課題/領域番号 |
16K07838
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 東京海洋大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀和 東京海洋大学, 学術研究院, 教授 (90432062)
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研究分担者 |
南雲 保 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (70120706)
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研究協力者 |
永井 宏史
福岡 将之
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 分類学 / 付着珪藻 / サンゴ礁生態系 / 形態 / 多様性 |
研究成果の概要 |
南西諸島の沖縄島、久米島、石垣島、宮古島及び西表島沿岸に成立するサンゴ礁と周辺の藻場、河川河口域、さらに比較検討のための北海道沿岸と関東地方沿岸から採集した付着珪藻を、光学・電子顕微鏡を用いて分類学的・形態学的観察を行った。特定分類群に対しては室内培養による群体構造分析と同所的に生育する藍藻類との生育阻害活性試験も合わせて行った。その結果,それら海域の珪藻相を明らかにするとともに、7新種の記載を含め,16分類群の群体構造,葉緑体の形態,殻の形態及びその微細構造を解明した。さらに本研究に得られた珪藻データとその研究法から、新しい珪藻図鑑の出版に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
サンゴ礁のミクロ生態系では,付着珪藻による異変・危機が起きているが,付着珪藻に対するサンゴ礁生態系がどのように応答するのか,あるいは影響を受けるのかについては未だ不明な点が多い。本研究においてはサンゴ礁生態系及び周辺海域における付着珪藻類の個々の細胞・生育形態,生活環,増殖要因等の生物学的特質という生物学的知見を明らかにした。これらの成果は珪藻の系統分類学だけでなく,サンゴ礁生態系の保全・修復に関する基礎的資料となり得た。
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