研究課題/領域番号 |
16K07863
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
布田 博敏 北海道大学, 保健科学研究院, 特任教授 (60576172)
|
研究分担者 |
古川 貴之 北海道大学, 保健科学研究院, 助教 (30754642)
|
研究協力者 |
宮永 賢 北海道大学, 大学院保健科学研究院, 博士研究員 (90746083)
|
研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 抗酸化物質 / マガキ / Nrf2 / 酸化ストレス / リポータージーンアッセイ / 抗酸化酵素 / 肝保護作用 / 肝臓 / NASH / 生理活性物質 |
研究成果の概要 |
酸化ストレスが要因と考えられているNASHのモデルマウスを用いた実験で、マガキ抽出物が効果的にその疾病発症を抑制した。マガキ抽出物中の抗酸化物質が発症を抑制したと考えた。 本研究はマガキ抽出物より間接抗酸化物質を検出できるリポータージーンアッセイを用いて、同物質の探索を行うことを目的とした。同方法により、物質Aを単離した。一方、すでにマガキ抽出物より 抗酸化物質、DHMBAを単離している。マガキ抽出物中の物質A 及びDHMBAの濃度はそれぞれ5.40-149ng/g, 9.80-58.8microg/gであった。これらの結果から、同マウスにおいて疾病発症を抑制した物質はDHMBAと考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた知見は2つの学術的知見及び社会的意義があると考えられている。我々が開発したリポータージーンアッセイとカラムクロマトグラフィーを組み合わせた実験方法は間接抗酸化物質の探索するために極めて有用であった。また今回マガキ抽出物中の物質Aの濃度が低かったために、NASHモデルマウスの疾病予防効果を有すると認められなかったが、肝培養細胞おける物質Aの低細胞毒性や優れた抗酸化能から、今後ヒトにおけるNASHの疾病予防効果を有するものと考えられた。
|