研究課題/領域番号 |
16K07867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
北野 克和 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (10302910)
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研究協力者 |
野方 靖行
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 海洋付着生物 / 付着阻害 / 付着防汚 / 付着誘起 / 付着誘引 / フジツボ / 生理活性 / 有機化学 / 水産学 |
研究成果の概要 |
本研究では、フジツボなどの海洋付着生物に対する“環境にやさしい”付着防汚技術開発につながる検討を行った。具体的には、フジツボを殺生することなく付着のみを阻害する付着忌避物質について、海洋を中心とした評価試験を行った。その結果、いくつかの化合物について、一定期間有効な防汚効果が観察された。また、付着生物の付着を誘引する化合物の開発も行った。その結果、有効な付着誘起・誘引活性を有するペプチド化合物を数種類創製した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、海洋付着生物であるフジツボの付着を殺生することなく防ぐ付着忌避物質を開発するとともに、フジツボ幼生の付着を誘引する化合物を創製した。開発した付着忌避物質については、現在使用されている環境汚染の懸念されている付着防汚物質に変わり、今後環境調和型の付着防汚剤として利用されることが期待される。また、付着誘引物質については、海洋生物が付着すると望ましくない海洋構築物のそばに置くことによって、フジツボトラップとして利用されることが期待される。
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