研究課題/領域番号 |
16K07883
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 静岡理工科大学 |
研究代表者 |
吉川 尚子 静岡理工科大学, 理工学部, 准教授 (30392533)
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研究期間 (年度) |
2017-02-23 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | D-グルタミン酸 / D-アミノ酸 / クルマエビ |
研究成果の概要 |
クルマエビの生殖におけるD-グルタミン酸(D-Glu)の生理機能を解明するために、生殖刺激がD-Glu含量に及ぼす影響について検討を行った。その結果、片側眼柄切除および水温の上昇により精巣におけるD-Glu含量の増加が認められた。また、性成熟して間もない雄クルマエビの生殖組織では、多量のD-Gluが存在しており、精巣におけるグルタミン酸ラセマーゼ活性も高いことから、積極的にD-Gluが生合成されているものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水生無脊椎動物には他の動物に比べて多量のD-アミノ酸が存在しているが、その生理的役割については未だ解明されていない。本研究によりクルマエビに存在するD-Gluがクルマエビの生殖機能に重要な役割を担っており、受精卵形成に関与しているという新たな知見が得られたが、本研究成果は動物におけるD-アミノ酸の未知なる機能を解明するだけにとどまらず、日本の重要な水産資源であるクルマエビの繁殖技術開発においても貢献できるものと考えられる。
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