研究課題/領域番号 |
16K07959
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
|
研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
槐島 芳徳 宮崎大学, 農学部, 准教授 (10253808)
|
研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 茶 / 手摘み収穫機構 / 適期判断システム |
研究成果の概要 |
本研究では,機械で高品質な茶を収穫する「手摘み収穫機構」および画像処理で茶の成熟度を計測する「適期判断システム」開発が行われた. 手摘み収穫機構では,指形状のシリコン片で茶芽の収穫を確認した後,前述のシリコン片を発展させたシリコン扱ぎ胴を3Dプリンタで出力するプログラムを開発し.同扱ぎ胴の製作に成功した.同扱ぎ胴を用いた性能試験では,低い茶芽収穫率であったが,高品質な正常芽の割合が多い収穫性能を確認した. 一方適期判断システムでは,スマートフォン用プログラムで試験を行ったが,太陽光の外乱等で正確な成熟度の判定には至らず,ドローンでの試験に至らなかった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
収穫機構では,シリコンを用いた茶の収穫デバイスを設計するプログラムの開発と茶を収穫するために重要な物理的データを取得することができた.さらに今回の成果より,さらに実用的な形状に関する知見を得たことから,新たな収穫デバイスを近年中に開発する.これにより,茶の品質を更に向上させて輸出にも耐えうる高級日本茶のブランドを確立する. また適期判断システムでは,良好な結果が得られなかった今回の反省点を精査し,スマートフォン,ウェアラブルカメラおよびドローン等での熟度判定精度の向上を目指す.
|