研究課題/領域番号 |
16K07966
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
|
研究機関 | 静岡県環境衛生科学研究所 |
研究代表者 |
神谷 貴文 静岡県環境衛生科学研究所, 環境科学部, 主査 (70520980)
|
研究分担者 |
申 基チョル 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 准教授 (50569283)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | ストロンチウム / 重元素安定同位体比 / ワサビ / バレイショ / 産地判別 / 微量元素 / トレーサビリティ / 重元素同位体 / データベース |
研究成果の概要 |
湧水や渓流水で育つ、静岡県の特産品であるワサビについて、地質に多く含まれ、地域によって特徴的な値をもつストロンチウム(Sr)安定同位体比を用いた産地判別技術の有用性を確認するとともに、水稲や淡水魚などの産地判別にも適用できるような県内水系Sr安定同位体比データベースを作成した。また、畑作物であるバレイショについても、降水や肥料の影響を受けるものの、県内産地によるSr安定同位体比の違いを確認できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農産物の地域ブランド化の推進や輸出拡大、食の安心・安全を確保する上で、産地偽装対策は不可欠であり、効率的な産地判別手法の確立は重要な課題である。本研究で用いたストロンチウム安定同位体比は、同地点の作物と地域基盤の値がよく一致することが確認でき、強力な産地判別のツールとなり得ることが判明したため、産地偽装検査など実際の行政施策に活用できる。
|