研究課題/領域番号 |
16K07978
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業環境・情報工学
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研究機関 | 京都大学 (2017-2018) 総合地球環境学研究所 (2016) |
研究代表者 |
渡辺 一生 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 特定研究員 (30533012)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | SUAV / 泥炭地 / 火災 / サーモグラフィーカメラ / モニタリング / 衛星画像 / ドローン / 泥炭湿地 / 土壌温度分布図 / インドネシア / 泥炭地火災 / 小型無人機 / SUAV/Drone / 衛星画像解析 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、火災の頻発する東南アジア泥炭地において泥炭地火災の動態を詳細かつリアルタイムに観察するための基礎的な技術を確立することであった。この目的を達成するために、小型無人機(SUAV)を用いた泥炭地の温度分布状況の把握に関する技術開発と衛星画像とSUAVとを併用した土地利用状況のモニタリング手法の確立を試みた。 研究成果として、サーモグラフィーカメラ搭載の小型回転翼機によって泥炭土壌の温度分布図の作成に成功し、また、衛星とSUAVそれぞれの長所と限界について明確にすることができた。これらの研究成果は、Remote SensingやCogent Geoscienceなどの国際誌に発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の対象地域であるインドネシアの泥炭地では、大規模な火災の影響で環境破壊のみならず気管支炎などの健康被害や国境を越えた煙害なども発生し、グローバルな環境問題を引き起こしている。本研究によって、操縦が比較的容易なSUAVを使うことでリアルタイムに泥炭地の熱環境をモニタリングできることが示された。この成果は、今後の泥炭地における火災の早期発見や火災に至る直前の状況の発見などに活かすことができる。
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