研究課題/領域番号 |
16K07982
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
平田 統一 岩手大学, 農学部, 助教 (20241490)
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研究分担者 |
喜多 一美 岩手大学, 農学部, 教授 (20221913)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アルギニン / 雌牛 / 繁殖 / 定時授精 / 妊孕性 / 静脈内単回投与 / 牛 / 定時胚移植 / 受胎率 / 体外受精 / 体外培養 / ウシ / 畜産学 / 獣医学 / 臨床繁殖 |
研究成果の概要 |
牛の定時人工授精プロトコールの卵胞成熟期にアルギニン5あるいは60g静脈投与することは受胎率を改善させる。このアルギニンの作用は、1)タンパク質同化の促進や血中アンモニアの解毒促進、血流量増加などを介して母体の妊孕性を改善すること、および2)卵胞や卵子成熟に直接影響することを介して発揮される可能性がある。アルギニン投与による牛の受胎率改善は、安価で、消費者に許容される安全な新しい繁殖技術となり得る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
良質なタンパク質食品等を通じ国民の健康増進に資する畜産業において、食する以上に子畜を生産することは革新的技術である。しかし、近年わが国における牛の人工授精の受胎率は低下傾向にある。アルギニンは機能性アミノ酸であり、その活用はホルモン剤等の多様と比較して消費者から問題視されることは少ない。アルギニンを活用することで受胎率が向上するという本研究成果は、低コストで安全な新しい牛の繁殖技術開発に繋がる。
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