研究課題/領域番号 |
16K08002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
若松 純一 北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 准教授 (30344493)
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研究分担者 |
本田 和久 神戸大学, 農学研究科, 准教授 (40335427)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 食肉 / ペプチド / 体熱産生 / 体熱産生能 / 褐色脂肪組織 |
研究成果の概要 |
in vivoにおける検討では、鶏肉の人工消化ペプチドでは親水性画分に食後の体温上昇作用があることが示唆された。鶏肉ペプチドの部位間での検討では、部位の影響があることが示された。また、食肉由来の消化・吸収ペプチドは畜種間や部位間でわずかに違いがあることから、生成される微量の特異的なペプチドが効果をもたらしている可能性が示された。一方、肝細胞を用いて人工消化ペプチドをin vitroで評価する系では、これまでのin vivoでの結果と逆の結果が得られたことから、食肉中の消化ペプチドは吸収して直接肝臓に作用して体温上昇をもたらすのではないことが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国で古来より口伝されてきた食肉の体を温めたり、冷やしたりする効果について、科学的に解明することができれば、単に嗜好性で食肉を選ぶだけでなく、その日の温度や体調に合わせて、食肉を選択・摂取することにより、健康に寄与できるかもしれない。また、有効ペプチドを明らかにでき、機構が解明できれば、長年の食経験もあることから保健機能食品や医薬品への応用も可能となるかもしれない。
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