研究課題/領域番号 |
16K08052
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
保田 昌宏 宮崎大学, 農学部, 教授 (10336290)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 胸腺機能 / sjTREC / 疾病予防 / 易感染 / 慢性疾患 / ウシ / ブタ / 胸腺 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、家畜の胸腺機能の評価方法を開発し、臨床応用のための基盤研究を行う事である。以下の項目について、重点的に研究と解析を行った。1)抹消血中のsjTREC量を定量することによって、胸腺機能の評価方法を確立した。2)季節性、月齢差、性差および系統間における値の推移を比較検証した。3)既知の方法(リンパ球幼若化試験、末梢血単核球のサブセット解析など)と本法の関連性を検討した。4)虚弱あるいは免疫が低下した動物に栄養補助製剤(アミノ酸製剤、ビタミン、亜鉛,生薬など)の投与や飼養改善を実施することで胸腺機能が強化でき、疾病予防の評価方法として本法が使用できるかを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外でも、ワクチネーションプログラム、家畜の栄養管理や飼育環境管理などこれまでに確立されてきた種々の方法によって、家畜の疾病罹患率はある程度はコントロールされている。しかしながら依然として、相当数の家畜が下痢や肺炎等に罹患し、一過性の治療効果は見られるものの損耗性疾患によって死廃となっている。そこで本研究では、家畜の胸腺機能の新規評価法を確立し、臨床症例を用いて解析と評価を実施する。本研究の結果、家畜の免疫能の評価方法が確立し、臨床応用を行い、策定した安全・安価な免疫増強プログラムによって、疾病の慢性化した死廃家畜の減少に貢献できる。
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