研究課題/領域番号 |
16K08079
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
統合動物科学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
尾嶋 孝一 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産研究部門, 上級研究員 (60415544)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ミオシン / 骨格筋 / 筋原線維 / 筋型 |
研究成果の概要 |
本研究では筋型決定に関与する筋原線維性タンパク質であるミオシンの動態を明らかにし、生きたマウスの筋線維/細胞内で異なるタイプの筋型をモニターする系を確立することを目的とした。その結果、筋原線維内ミオシンと入れ替わるミオシンの供給源として、新規に合成されたミオシン以外にも細胞質内にプールされているミオシンがあることを見出した。また、ミオシンのシャペロンである熱ショックタンパク質90(Hsp90)のシャペロン活性がミオシン置換効率に影響を与えることも明らかにした。さらに、内因性ミオシンの動態を解析するために赤色蛍光タンパク質融合したミオシンを発現する遺伝子改変マウスを作出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来までは骨格筋型を判定するためには、生体から骨格筋組織を採取し、特異的抗体を用いて抗体染色を行うなど煩雑な作業が必要であった。本研究において作出した蛍光タンパク質を融合したミオシンを発現するマウスを用いることで、蛍光波長により筋型を視覚的に簡便に区別することが可能となった。さらに、内因性のミオシンの動態を顕微鏡下で追跡できることから、ミオシンを研究する上で非常にパワフルなツールになる。
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