研究課題/領域番号 |
16K08121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
加藤 祐輔 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, ユニット長 (60214409)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 生物学的封じ込め / 非天然アミノ酸 / 合成生物学 / バイオセーフティ / バイオセキュリティ / 発現系 |
研究成果の概要 |
「生物学的封じ込め」は、危険性のある生物が、管理区域外では生存できないように、遺伝的にプログラムする技術である。理想的な生物学的封じ込め法の実例として、自然界には存在しない物質である非天然アミノ酸がないと生きられない大腸菌株の作出に成功し、新たな原理に基づく生物学的封じ込め法として提唱した。改良を重ねた結果、非天然アミノ酸がない状態でも生き残る菌体の発生率を10億分の1以下に抑えた、信頼性の高い封じ込め法を作ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この方法を用いて、これまで不可能だった、組換え生物や、環境への影響が懸念される生物種を、開放環境中に放って利用できる可能性がある。たとえば、強力な汚染物質分解能を付与した組換え微生物による環境浄化、金属の酸化還元能力を強化した組換え微生物によるオンサイトの鉱物製錬、一定時間後に自然に死滅する生ワクチン、有害生物に対する病原体散布によるバイオコントロールなどが、有望である。
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