研究課題/領域番号 |
16K08125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
伊藤 弘 筑波大学, 芸術系, 准教授 (60345189)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 世界遺産 / 観光地 / 観光対象 / 平泉 / 富岡製糸場 / 白川郷 / 熊野古道 / 石見銀山 / 地域資源 / 地域観光 / 熊野参詣道 / 自然環境 / プロジェクションマッピング / 民具 / 体験プログラム / 観光地整備 / 周辺地域 / 地方史 / 文化遺産 / 観光 / 価値 / 世界文化遺産 / 観光資源 / 観光活動 |
研究成果の概要 |
本研究では、世界遺産登録を契機に観光地化を進めた地域を対象に、観光の取組みと世界遺産の構成資産に見出された価値の関係を把握し、構成資産の価値を発揮させるために必要な、観光地開発の観点や手法について検討した。対象地は、平泉・白川郷・富岡製糸場・熊野古道・石見銀山であり、現地調査および文献調査により把握した。現在対象各地で取り組まれている観光は、「世界遺産」登録時に見出されたもしくは「世界遺産」という価値に基づいており、プログラム展開の可能性は低い。一方、地域との関係から見いだされた価値は、自然や町と関係を有しており、それらを観光の対象とすることで、豊かなプログラム展開の可能性が広がるといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、世界遺産を対象とした観光地整備は、特定の構成資産を中心に進められてきており、観光客の集中を引き起こしていた。また、世界遺産の「顕著な普遍的価値」を観光客が理解できない状況にもあったといえる。 世界遺産は、本来地域との関係の中で価値が見出されてきたものであり、その価値を観光客が体験できるように観光地を開発し整備することで、時代の志向性に即した多様なプログラムを展開することが可能になるといえる。
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