研究課題/領域番号 |
16K08127
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
水野 隆文 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授 (50346003)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | イブキジャコウソウ / 和タイム / ハーブ / 緑化 / 採石場 / 乾燥耐性 / シカ獣害忌避 / 貧栄養耐性 / 国産タイム(和タイム) / 蛇紋岩 / 香気成分 / シカ忌避 / シカ食害 / 法面緑化 / GC-MS / 緑化用シート開発 / GC-MS解析 / モノテルペン炭化水素類 / 保水シートの併用 / 岩盤緑化 / 閃緑岩 / アルカリ性土壌 / アルカリ土壌 / マグネシウム |
研究成果の概要 |
本研究は日本に自生するタイム原産種であるイブキジャコウソウを,蛇紋岩や閃緑岩などの採石場跡地を緑化するために活用することを目的として行ったものである。日本各地から収集したイブキジャコウソウは,蛇紋岩や閃緑岩採石場の高いpH土壌環境でも生育,増殖が可能であり,日本原産植物による生物多様性に配慮した緑化植物として高いポテンシャルを有していることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではイブキジャコウソウの高い緑化能力に光を当て,不可能と思われた採石場緑化の可能性を提示したのみならず,トレーサビリティが明確な日本固有のハーブとして,ガーデニング資材やハーブとしての活用についても可能にすることができた。現在は三重県内において緑化植物としての利用を自治体と協議しているほか,地元の新しい産物としての利用を提案しており,様々な分野への波及が見込まれると考えられる。
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