研究課題/領域番号 |
16K08135
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
江口 誠一 日本大学, 文理学部, 教授 (00301789)
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研究協力者 |
羽田 麻美
乙幡 康之
藏本 隆博
藤川 将之
渡邉 稜也
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 秋吉台 / コケ / 植物珪酸体 / 炭窯 / 草地 / ドリーネ / 微粒炭 / 文化的景観 / 地理学 / 生態学 / 環境変動 |
研究成果の概要 |
秋吉台における地区ごとの植生変遷と撹乱の関係を明らかにするために、台地縁辺部において毎木調査と、台上の複数のドリーネ底堆積物について植物珪酸体分析と微粒炭分析を行った。その結果、カシ型の薪炭林とタブ型の森林が存在することが明らかとなり、植物珪酸体分析からは各地点で樹木優勢な植生から草地への変化が認められた。その変化時期は、台地中央部の大シブリ・ドリーネ(旧青景村)で200~300年前と推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高度経済成長期以前の、ドリーネ畑をめぐる草地の維持管理、およびそれに関わる火入れによる山焼きの起源などの実態が解明された。その調査過程について、地域の学術的情報の発信源である、地域博物館の展示活動等をとおして、地元市民に情報を共有した。これにより、具体的に実証化された歴史について伝えることで、日常的な風景とされてきたものを、地域資源として再認識する機会を与えることとなった。
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