研究課題/領域番号 |
16K08149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 基礎生物学研究所 |
研究代表者 |
征矢野 敬 基礎生物学研究所, 共生システム研究部門, 准教授 (60532819)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 根粒共生 / 植物微生物相互作用 / 器官形成 / ミヤコグサ / 原基形成 / 植物 / 発生・分化 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
マメ科植物は窒素固定細菌である根粒菌と相互作用することで根粒を形成する。この形質はマメ科植物が進化の過程で獲得した性質である。根粒原基の形成には根粒共生に特異的なNIN転写因子の下流で側根形成の初期過程に関わる因子がリクルートされていることを明らかにした。この因子はミヤコグサLBD16-1転写因子であり、NINの別の直接的な標的であるNF-Yと協調的に作用することで原基形成を誘導することが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
皮層細胞に由来する根粒の進化学的起源については1980年代以前から議論がある。しかし、諸説ある中で確固たる結論は得られていなかった。本研究では、根粒形成過程において側根の発達プログラムの一部が転用されていることを証明した。本研究は植物科学における大きな疑問の一つに回答を与えるものである。さらに、植物で一般に保存される因子が根粒共生を制御する仕組みや共生経路とこのような因子との接点を明らかにすることによって、根粒共生を多様な植物に応用活用する試みにおける具体的な手法の確立に貢献できる。
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