研究課題/領域番号 |
16K08159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
谷口 剛史 金沢大学, 薬学系, 助教 (60444204)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ボラン / ラジカル / アルキン / 環化反応 / ホウ素化反応 / ラクトン化反応 / ヒドロホウ素化 / ベンザイン / 有機化学 / 典型元素化学 / ホウ素化学 |
研究成果の概要 |
研究代表者はベンザイン種との安定ボラン錯体との反応を検討し、p-ベンザインの1,4-ヒドロホウ素化反応が進行することを見出した。また、この研究の過程で以下の三つの反応を発見した:(1)ボリルラジカルのアルキンへの付加を伴うラジカル環化反応、(2)アルキンのラジカル的trans-ヒドロホウ素化反応、(3)ボリルラジカルを用いるプロパルギルアセテート誘導体のラクトン化反応。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ホウ素中心ラジカルは他のラジカル種に比べて合成化学での応用が非常に限られている。今回、研究代表者はホウ素中心ラジカルの多重結合への付加反応を見出し、有機化合物にホウ素を導入する新しい手法を開発することができた。有機ホウ素化合物は特異な物性を示すことから幅広い分野で興味を持たれている化合物であり、今回の知見は今後新しい医薬品や材料の開発につながるものと期待される。
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