研究課題/領域番号 |
16K08188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 兵庫医療大学 |
研究代表者 |
宮部 豪人 兵庫医療大学, 薬学部, 教授 (10289035)
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研究分担者 |
甲谷 繁 兵庫医療大学, 薬学部, 教授 (00242529)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 有機合成 / 触媒 / 光触媒 / 有機触媒 / ラジカル / 酸化 / 還元 / 有機染料 / 有機化学 / 薬学 |
研究成果の概要 |
酸化や還元を誘発する光触媒を用いて、触媒的なラジカル反応を開発した。(1)有機光触媒を用いて、シンナムアルデヒド類の触媒的かつ部位選択的な酸化を達成した。Rhodamine 6Gを用いる触媒系では、オレフィン部が選択的に酸化された。一方、Rhodamine 6GとNHC触媒が協働的に働く触媒系では、ホルミル基が酸化的にエステル化された。(2)芳香族ケトンの不斉還元に利用できるキラルなTiO2を開発した。キラルなTiO2を用いた場合、アルコールがエナンチオ選択的に得られた。(3)ヨウ素とアミンから生成する電荷移動錯体を用いた場合、光触媒非存在下にも関わらず、ラジカル反応が可視光照射下で進行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これからの有機合成は、環境に調和適合した合成に進化する必要がある。現在のラジカル合成化学では、ラジカル種の発生に、過剰の試薬を用いる場合が多く、環境への負荷が大きい。ラジカル合成化学を飛躍的に発展させるためには、ラジカル反応の触媒化が不可欠である。本研究は、光触媒を活用した新しい方法に基づき、ラジカル反応の触媒化を研究し、有機化学分野や触媒化学分野の発展に貢献する。
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