研究課題/領域番号 |
16K08191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上田 卓見 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 助教 (20451859)
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研究分担者 |
嶋田 一夫 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (70196476)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | NMR / 蛋白質-蛋白質複合体 / 蛋白質ー蛋白質相互作用 / 動的構造平衡 / ユビキチン / 蛋白質-蛋白質相互作用 / 構造生物学 |
研究成果の概要 |
複数の構造を交換する動的平衡状態にある蛋白質-蛋白質複合体における、蛋白質に付加した常磁性プローブと観測原子の距離を決定できるNMR手法を開発した。開発した方法を応用することで、ユビキチンとYUHが、ユビキチンとYUHが多様な構造を取る複合体Bを一過的に形成することで、反応を進行できる最終的な複合体Aを効率よく形成して、望ましい基質特異性と高い反応効率を達成することが可能となることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ユビキチン修飾による蛋白質の機能制御、および様々なマルチドメイン蛋白質による細胞ないシグナル伝達の制御において、動的構造が重要な役割を持つことが予想されている。一方、蛋白質-蛋白質複合体の動的構造平衡の知見は極めて乏しい。したがって、本研究で開発した手法は、従来にない新たな視点から機能制御のメカニズムの手掛かりを与えることを可能とすることが予想され、意義深い。
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