研究課題/領域番号 |
16K08196
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
大和 真由実 九州大学, 薬学研究院, 学術研究員 (30380695)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脳機能 / 酸化ストレス / 腎不全 / 尿毒素 / 脳障害 / 尿毒症物質 / 腎症モデル / 認知症 / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
種々の疾患の進展において、単一臓器に限局する障害はまれであり、多臓器連関を踏まえた疾患の理解が欠かせないと考えられる。例えば、腎臓病患者では腎機能の低下に相関して認知機能が低下することが示唆されているが、その関連性については未だ不明である。そこで、本研究では、多臓器連関に関わる疾患因子としてフリーラジカルと尿毒症物質に着目し、アデニン摂取腎不全モデルマウスを作成し、腎機能障害に伴う認知機能の低下等脳機能障害の機序を明らかにすることとした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、膵臓の病気である糖尿病においては、合併症である腎症からさらには慢性腎不全に移行し、透析が必要となる患者の数が急増する等の問題が生じている。通常、腎臓、脳等の臓器間には密接かつ精巧な機能的連関があり、生体内恒常性が維持されている。しかし、疾患発症時においては、この連関が仇となり合併症を引き起こすものと考えられる。疾患時における他の臓器に与える影響を解明し、負の連関を選択的に断ち切ることは、合併症の予防につながり、さらには合併症治療薬開発等の創薬への応用展開へ重要な役割を果たすものと期待される。
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